テーマ別ETFは意味ないで
ウォール街のランダムウォーカーの著者であるバートン・マルキール先生が、「テーマ別ETFは意味ないで」って著書で言っている。いや、もう少し小難しく言っているんだけど簡単に言うと、「テーマ別ETFは意味ないで」でだいたいあっていると思う。
破壊的イノベーションに投資すると崇高な投資理念を持っているキャシーおばさんもなんだか最近迷走気味な気がするし、やっぱりマルキール先生の言っていることは正しかったのかもしれない。
僕の保有しているテーマ別ETFは今年一年どうだったのか?
僕は「CLOU」というETFを保有している。
ファンドの概要
クラウドコンピューティングの技術を用いてソフトウェア、プラットフォーム、およびインフラの提供を行う企業並びに関連企業への投資を目指します。
関連企業にはデーターセンター・セクターのREITや、これらを支える最先端のハードウェア企業が含まれます。
ファンドの目的
手数料及び経費控除前の価格及び利回りという点について、Indxx・グローバル・クラウド・コンピューティング・インデックスに連動する投資成果を目指します。
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このETF、僕が古くから保有していたZS、MDBにつられて「クラウド関連ってまだ行けるんちゃうか?クラウド銘柄でぼろもうけや」的な安易な考えから2020年10月に少量購入して今に至る。
結局、テーマ別ETFはインデックスETFに勝利できたのか?
結論から言おう、勝っていない。が、ぼろ負けというほどでもない。
2020年10月に購入しているのでちょうど1年くらい経過したことになる。
date | 株価 | date | 株価 | 騰落率 | ||
VOO | Oct-20 | $ 299.82 | Oct-21 | $ 411.18 | 27% | |
SPXL | Oct-20 | $ 48.14 | → | Oct-21 | $ 120.49 | 60% |
CLOU | Oct-20 | $ 23.45 | Oct-21 | $ 30.96 | 24% |
3倍レバレッジと戦わせるのは少々酷な話だとは思うけれど、VOOと比べると遜色ないパフォーマンスが出ていることがわかる。負けてるけど。
もう一度言う。負けてるけど。ついでに手数料も高いけど。
これだと手数料差っ引くことを考えると、VOOに極振りでよかったのではないかと思えてきてしまう。
グラフにするとこんな感じになる。取得金額が違うのでわかりにくい。CLOUが横ばいにしか見えないけど一応増えてる。
結局のところ
ETFはインデックス系のETF(VOO、VTI、QQQあたり)買っとけばよいので良かったのだ。変な欲を出さずにマルキール先生の言う通り、VOOを買っておけばよかったのだろう。
レバレッジ以外のETFはVOOだけでよいのではないか?と僕は思う。